HOWの功罪

なんか、最近ってみんな同じの量産型が増えてませんか?

 

こうやるとうまくいく、モテる、金持ちになれる、みたいな記事があって、

みんなそれを見ちゃう。

 

メイクもそうですね。

www.excite.co.jp

 

就活もそう。

敬遠するのは「就活のテクニックに走る学生」 エイベックスの人事らが語る、内定獲得の手法より大切なこと - ログミー

 

初めて何かをする時はとっても役立つ「HOW」ですが、みんながそれをし始めるとだんだんと特徴がなくなってきます。

「合コンでモテるコーデ!」みたいな記事があって、実際に会場に行ってみたら男性みんなおんなじ服着てた、みたいな。

 

「HOW」の活用にも段階がある気がするのですが、今の日本では、「こうすべき」みたいな像がだいたいすべて出来上がっています。

(崩壊し始めていることは確かですが、まだ確実に残ってる)

人生であれば、いい大学出て、良い企業入って、良い役職に昇進して、マイホームがあって、老後は老人ホームで優雅に余生を過ごす、みたいな。

 

その像を目指して結果として量産型になる人。

「マジョリティーなんてダセー」といってポーズとしてマイノリティを目指すもやりきれず中途半端な量産型に結局は戻る人。

量産型とかどーでもいいからほんとにやりたいことを何を言われてもやる人。

 

企業から見てどれが優秀なのかはわかりません。

企業に属してみて、どの能力がどっちの方向に伸びるかはわからないし、その企業の性格にもよります。

 

個人的には変わった人が好きです。可能性を感じるから。

 

いくら売り手市場と言っても、就活も競争なので自分をどう見せるかはもっと考えられてもいいかと思います。

もちろん背伸びしてもダメですし、ウソをつくのは論外ですが。

「正解」を求めすぎない

12月から合同企業説明会、いわゆる合説ってやつが始まってます。

 

会場にいって、沢山の企業のなかでブースを出して、自社ブースに来た学生さんにプレゼンをするやつです。

 

年々集客鈍ってる気がするのですが、そうは言っても参加しないのも怖いので参加しています。

 

学生と話す機会が増え、色々と教えてもらうことも多いです。

1日仕事で結構たいへんですが、そういう意味では楽しくもあります。

 

「学生時代に何をしておけば良いですか?」

「どんな学生が欲しいですか?」

「最近の学生のこと、どう思いますか?」

 

いろんな質問を受けますが、この三つはよくあります。

めっちゃ聞かれる。

 

「学生時代に何をしておけば良いですか?」

大学にばっか居るのではなく、どんどん外に出たほうがいいと伝えています。

外のコミュニティと接する事は確実にプラスに働くし、反動で自分を省みることが増えて自分の事を知ることができるから。

けど、それが万人にとって正解かどうかは分からない。

 

 

「どんな学生が欲しいですか?」

元気で積極的、物事の背景にある理由を考えられること、何かを変えることを恐れない人。

でもそういう素質がすべての企業で求められるかは分からない。

 

「最近の学生のこと、どう思いますか?」

一緒に働きたいと思う学生と、そうでない学生の差が過去にないくらい広がってると感じます。

でも、あくまで私の意見なので他の企業の採用担当が同じことを言うかは分からない。

 

ある程度最大公約数的な学生を演じるしかないのが今の新卒採用の仕組みだと分かってはいるのですが、全てに正解があると思い込んでほしくない。

みんな同じになってしまうから。

 

ちょっと変わってるくらいの方が良いと思うのですが、それを許しづらい社会の空気もあります。

 

今は合説なのでそれぞれの学生を表面的に知れれば良いですが、

選考になればもっとじっくり話をして、

その人の内側のおもしろい部分を見つけたいなと思っています。

あけましておめでとうございます

2018年が始まりました。

 

個人的に、今年は勝負の年になります。

悔いのないようにし、成功させます。

 

働くことが否定的に捉えられがちで、休みがどうとか、給料がどうとか、

会社から与えられるものばかりにフォーカスがあたる時代。

 

仕事は自己実現のためにするものであって、

決して誰かに指示されたからするものではありません。

 

嫌ならやめればいい。

 

自分の人生をどう生きるか。

その考え無しでは長い人生を充実して生きることは難しいと思います。

 

それぞれにとって正しい自由とは何か。

そこを一緒に考えられるようなお手伝いをしていきたいです。

ブラックの範囲

ブラック企業

 

企業にとってはむずかしい流れですね。

売り手市場なのである程度は出る話ですが。https://mainichi.jp/articles/20171224/k00/00e/040/121000c

 

給与が低いとか、残業が多いとか、何と比較してなのか。。。

 

ブラックの範囲が広がりすぎてなんでもかんでもブラックの一言で片付けられてしまう。

 

たぶん、自分の好きなことならブラックレベルの労働条件でも出来ると思う。

たとえばゲームなら朝から夜までずーっと出来るとか。

 

仕事になるとそれが出来ない。

出来ないというか、そこまで熱中できないんだろうな。

 

熱中させられないのは会社の責任なのか、そういう社会の責任なのか。

 

もちろんブラック企業は良くないし許されるべきじゃないです。

企業は自分たちのズレを理解して適切な対応をするべきですが、

社会があまりにすべてをブラック扱いし過ぎるのはどうかなと思います。

正解なんてない。

「自己実現すべき」という強迫観念のもと転職を繰り返す若者たち 『ゆとり世代はなぜ転職を繰り返すのか?』福島創太氏インタビュー WEDGE Infinity(ウェッジ)

 

日本の教育って、必ずなんにでも正解があるみたいに教えるじゃないですか。

1+1=?という問に対して、2と答えればマルで、田んぼの田と答えるとバツなわけです。

 

でも社会にでてみると、明確に答えがある問題ってそんなになくて、

むしろ正解っぽい方を選ぶとか、選んだ方をどう正解にもっていくか、みたいなことの方が多い。

 

よく相談を受ける若い人の悩みは人間関係。

年の離れた上司、先輩との接し方。

 

生きてきた時代も違えば育ち方も違う。

そんな人たちが集まってる会社という組織のなかで、

そこでの人間関係に正解なんてないんですよね。

 

なんか言われた。

おっさんの言う事には一理ある。

けど、感情的に理解出来るかはまた別の話。

となると、正解があるように思い込んでいる子達は悩む。

正解がわからない。見つからない。

ググっても見つからない。

 

最初から正解なんて無い、と思っていれば変なコトで悩まなくて済むし、

学校の教育もそういう部分をもっと教えるべきだと思います。

 

そもそも未来は誰にも分からないし。

 

「良い」とか「人気」とか

銀行が「いい就職先」は幻想、既に学生からも敬遠されている理由 | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン

良いっていうのはひとりひとりみんな違うので、

あくまで一般論として、昔から言われてることとしての

「良い」だとはおもうけど、

なんか違和感があります。

 

人気企業ランキングとおなじ違和感。

 

一社で勤め上げるなんてことが考えづらくなっている世の中。

100年時代らしいじゃないですか。

未来を見通すことは難しいけど、

将来的にある程度食える職業につくほうがいいに決まってる。

 

でもそれは銀行じゃない。

就職人気ランキングの上位の企業でもない。

 

自分の人生を作っていくなかで、仕事をどう捉えるか。

なにを成し遂げたいか。

そのために仕事にどんな役割を持たせるべきか。

 

すごく自由な未来だからこそ、

決まりきった答えがなくて楽しいですよね。

メールって失礼な連絡手段じゃない

企業からの「お祈りメール」がアリなら、学生の内定辞退もメールだけでOK? - 弁護士ドットコム

 

メールでいいですよね。

なんか、文句を言っている人は感情論に走ってる気がします。

 

学生もたくさんの企業を受けています。

そのなかのひとつであることをまずは認識すべき。

one of them であることに対して文句を言っても仕方ないです。

 

文句を言うよりも、選ばれなかった理由を考えた方が建設的ですよね。