「正解」を求めすぎない
12月から合同企業説明会、いわゆる合説ってやつが始まってます。
会場にいって、沢山の企業のなかでブースを出して、自社ブースに来た学生さんにプレゼンをするやつです。
年々集客鈍ってる気がするのですが、そうは言っても参加しないのも怖いので参加しています。
学生と話す機会が増え、色々と教えてもらうことも多いです。
1日仕事で結構たいへんですが、そういう意味では楽しくもあります。
「学生時代に何をしておけば良いですか?」
「どんな学生が欲しいですか?」
「最近の学生のこと、どう思いますか?」
いろんな質問を受けますが、この三つはよくあります。
めっちゃ聞かれる。
「学生時代に何をしておけば良いですか?」
大学にばっか居るのではなく、どんどん外に出たほうがいいと伝えています。
外のコミュニティと接する事は確実にプラスに働くし、反動で自分を省みることが増えて自分の事を知ることができるから。
けど、それが万人にとって正解かどうかは分からない。
「どんな学生が欲しいですか?」
元気で積極的、物事の背景にある理由を考えられること、何かを変えることを恐れない人。
でもそういう素質がすべての企業で求められるかは分からない。
「最近の学生のこと、どう思いますか?」
一緒に働きたいと思う学生と、そうでない学生の差が過去にないくらい広がってると感じます。
でも、あくまで私の意見なので他の企業の採用担当が同じことを言うかは分からない。
ある程度最大公約数的な学生を演じるしかないのが今の新卒採用の仕組みだと分かってはいるのですが、全てに正解があると思い込んでほしくない。
みんな同じになってしまうから。
ちょっと変わってるくらいの方が良いと思うのですが、それを許しづらい社会の空気もあります。
今は合説なのでそれぞれの学生を表面的に知れれば良いですが、
選考になればもっとじっくり話をして、
その人の内側のおもしろい部分を見つけたいなと思っています。